COMMENT

物語を通り過ぎた人々にしか許されていない特権

宮脇書店 水戸南店
松岡圭介さん

「この気持ちもいつか忘れる」
その先に続く言葉を、物語を閉じたときに想像することが出来るのは、もちろんその物語を通り過ぎた人々にしか許されていない特権だと思います、あるいは「突風」に晒されたものにだけ許された想像だ、と。

目を閉じると映像が広がるようなとても新しい感覚

興文堂iCITY店
名和真理子さん

つまらない毎日、人に合わせて「ふり」をする毎日、誰かが、何かが変えてくれると思っていた。自分から行動してみること。自分自身で一歩前に進まなくちゃ変わらない。一歩がとても苦しいけれど、勇気を出して踏み出した時、いつもと同じ世界は視界がひらけて違うものだった。だから香弥の気持ちがどうしようもなくひりひりと痛かった。
今作は、THE BACK HORNとのコラボ作品ということで楽曲と合わせて読むことで、本の世界観が奥行きのある広がりが感じられ、本を読んでいるのに目を閉じると映像が広がるようなとても新しい感覚でした。

不思議な2人のつながりと曲のマッチがたまりません‼

三省堂書店 名古屋本店
山津彩夏さん

「好き」という言葉が“なかなか言えない”ことはあっても、相手に「意味が伝わらない」=「喜びにつながらない」のも苦しい……。不思議な2人のつながりとストレートなTHE BACK HORNさんとの曲のマッチがたまりません‼︎

ミュージックビデオとなって頭に浮かんでくるよう

ジュンク堂書店 広島駅前店
木村麻里子さん

読んですぐに楽曲を聴いてみて、小説のいろんな場面がフラッシュバックしてくる感覚は今までにないもので、チカとカヤのパートがミュージックビデオとなって頭に浮かんでくるようでした。音楽が読者の想像をさらにかき立ててくれる、面白いコラボだと思います。

爪と目しか見えない女の子!?

文苑堂書店 富山豊田店
菓子涼子さん

なになになに?
爪と目しか見えない女の子!?
存在が斬新すぎます! その女の子との出会いが毎日を“つまらない”と生きている男の子を変えていく……
その様子に感動しつつ、目が離せなかったです。
THE BACK HORNの曲を流しながら読むと、一気に物語の世界観に包まれました!

とにかく最高

SerenDip 明屋書店アエル店
武方美佐紀さん

こんな恋愛小説は住野よるさんにしか書けません……!
ラストのその時まで、なんなら読み終えたあとも、とにかく圧巻でした。
読み終えて、曲を聞いてもう一度頭から読んで、それからもう一度曲を聞いて、改めて見たタイトルが、こんなにも特別なものになるなんて……。
とにかく最高でした。

小説と曲 両方があって一つの作品

紀伊國屋書店 富山店
北村菖さん

本文を全て読んで、その後に曲を聴きました。曲を聴くと、「これはあの時のカヤの心情みたいだ。」と一から読み返しているような気持ちになり、感情に浸ってしまいました。これはただのコラボではなく、小説と曲両方があって一つの作品なのだと感じました。青春を謳歌している世代だけでなく、青春を懐かしく思う世代こそ読んで欲しい作品だと思いました。

人を想う熱量

未来屋書店 高の原店
元尾和世さん

特別な人間ではない、だけど誰かの特別になりたい。
人を想う熱量の差は大きいほどせつない。
だけどこの熱量は誰にも負けない。
だから忘れるわけがない、かつてすごい熱量で誰かを何かを好きになったことがある人に、今その熱がある人に読んで欲しい。

読後も妄想が止まりません……

椿書房
渡部哩菜さん

最初の数ページと音楽で気分が高揚しすぎて大変でした。
映画のような小説。小説のような音楽。何とも言えない新ジャンルの作品、とても楽しかったです。
読後も妄想が止まりません……

心の中の風景が着色されたかのように色鮮やかに

幕張 蔦屋書店
後藤美由紀さん

読み終わった後に、楽曲を聴くと心の中の風景が着色されたかのように色鮮やかになりました。引きずる思いがあって前に進めない人も、そうでない人も、読んで、聴いて、そして、感じて欲しいです。

いつしか輪郭しか残らなくなる

宮脇書店 柴田店
渡辺啓市さん

人は1つの思い出を抱えて一生を生きていけるのか? どんなにあの時光輝いた思い出も少しずつその光彩を弱め、“何か”はいつしか輪郭しか残らなくなる。悲しいけれど、だから人は前に進むことができるのだと思う。
しかし住野さんはうまいね。読み終えた時、無性にCDが聴きたくなった。

不思議な強い吸引力

紀伊國屋書店 ららぽーと横浜店
千葉拓さん

「この気持ちもいつか忘れる」という言葉が物語の後半、深く胸に刺さる。住野よるが紡ぐ物語は恋愛小説でも青春小説でもない別の何ものかであるようで、不思議な強い吸引力をもっている。ミステリでもないのに、読み終えた直後にすぐ最初のページに戻り読み返してしまう。

虹のような小説

TSUTAYA 丸亀郡家店
森口直哉さん

虹のような小説だと思いました。
読み進めていくと色が変わっていく様は、綺麗だけど、切なさに溢れている。
続きが気になるけど、終わりを見てしまうのが惜しくなるお話でした。

自分が見透かされているよう

明文堂書店 金沢野々市店
瀬利典子さん

人の心の奥の奥、決して自分以外の人間に触れられたくない部分まで丁寧に書かれていて、自分が見透かされているようで、読んでいて、ドキッとする。
見えなかった頂上が、姿を現し、人の心を動かす力を持った言葉たちが溢れる。
あぁ、まいった、住野よるが好きだ。

爽やかで瑞々しい一筋の“突風”が吹き抜けた

紀伊國屋書店 福岡本店
宗岡敦子さん

こんなにも透明な恋愛小説は初めてでした!
“忘れる”ことで大切な記憶や想い出は色鮮やかに、そして心の奥深くに刻まれていく。
そして、その記憶を思い出すからこそ、想い出はまた輝きを放つ。
忘れることは失うことではないと深く感じました……‼︎
読み終わった後に私の心にも爽やかで瑞々しい一筋の“突風”が吹き抜けていきました。

あまりにも無垢で心を打ち砕く、青春そのもののような小説

丸善 丸広百貨店 東松山店
本郷綾子さん

叶わなかった夢の先でも、生きていける。道が途切れてしまったように見えても、まだ終わりじゃない。
自分だけが苦しんでいて、自分だけがいろいろなことを考えているのだと、傲慢でしかなかった制服のあの頃が浮かんだ。
あまりにも無垢で心を打ち砕く、青春そのもののような小説。

大人になるための通過儀礼

明林堂書店 南宮崎店
河野邦広さん

少年期特有の純粋さ、不用意な一言による浅慮は、誰もが経験しているだろうことで、私自身苦みとともに懐かしい記憶を呼び覚まされました。大人になるための通過儀礼と言ってしまうにはあまりにも寂しすぎる狂おしい恋物語。

人生のどこかで必ず読んでほしい1冊!

ブックファースト 宝塚店
相良友恵さん

どんでん返しではないけど、タイトル回収にふるえる……。
ただの青春小説、恋愛小説はと言いたくない! 言ってはいけない‼︎
人生のどこかで必ず読んでほしい1冊!

普段何気なく見過ごしてしまうものを改めて目の前に差し出される感覚

萬松堂
吉岡彩佳さん

住野よるさんの書かれる登場人物は、ピュアでだからこその鋭さや残酷さを持っていて、いつもはっとさせられるような瞬間があります。
普段何気なく見過ごしてしまうものを改めて目の前に差し出される感覚です。
自分の内にあったはずの気持ちを忘れてしまうことへの怖れや罪悪感みたいなものは私自身にもなじみのある感情のように思えて胸が詰まりました。

小説の無限の可能性を証明した作品

TSUTAYA BOOK STORE ららぽーとEXPOCITY店
飯室繁樹さん

読み進むうちに、いろいろな伏線があるようで、まるでミステリーのように感じました。
それでも、お互いのことをもっと知りたいという純粋な感情と相手を思いやる気持ちの強さを痛烈に感じ、自分の意志で生きるということを諦めていた主人公が変化する過程で、これは恋愛小説だと思い出させてくれました。
こんなにも繊細でありながら設定がとてつもなく大胆な作品であることで、小説の無限の可能性を証明した作品です。

感情は忘れても事実は残り、自分を作っていくんだという事

大垣書店 京都ヨドバシ店
大岩祐子さん

もう若くない、昔のように何かに大きく心を寄せる事もないであろう世代の私ですが、感情は忘れても事実は残り、自分を作っていくんだという事に背中を押してもらえたように思いました。残っているんだと。10代、20代に経験した精神がすり減る程、心を寄せたもの達が今の私の中にも……そう思える本でした。

忘れたくない。けれども変化していくこと

蔦屋書店 熊谷店
加藤京子さん

とても大切な、愛おしい、そしてただ一つのモノ。
そんな目に見えない宝物を、私たちはいつも拠りどころにして生きているんだと思う。胸の中、繊細な想いのベールを幾重にも重ねて。
忘れたくない。けれども変化していくことを受け入れ、ゆっくりと進んでいくことを優しく応援してくれている未来へ繋ぐ稀有な物語。

読み終わったとき、心に風が吹く。

平安堂 更埴店
勝部育真さん

読み終わったとき、心に風が吹く。
自分の輪郭が変容する。
ギリギリのラインを狙う、でも踏み外さない住野よるの真骨頂。

時が過ぎたからこそ深まる記憶、時の流れとともにかすむ記憶。すべてが宝物

ほんのいえ 宮脇書店 越谷店
加藤克宜さん

時が過ぎたからこそ深まる記憶、時の流れとともにかすむ記憶。すべてが宝物。だが記憶は変わるのではなく、変えるものなのかもしれないと思い至った。そうすることで、人は過ぎ去りし時に生きるのではなく、これからを生きるのだと思わずにいられませんでした。酷暑の夜、静謐な恋愛小説に救われました。

二つの世界が息づいて壊れそうなほど美しい

うさぎや 矢板店
山田恵理子さん

確かな意思がそこにはあった。
二つの世界が息づいて壊れそうなほど美しい、ずっとそばにいてほしい。
許容と包容のページから音が聴こえる、目が離せない、心が離せない。
月日が流れても、あの頃の気持ちを、そっと取り出せたなら……。
胸の奥にある白夜のような幻想的でリアルを生きる愛の物語。

いつかは大切なものと出会い、認めあうことができるようになる

HMV&BOOKS OKINAWA
中目太郎さん

この世界には、信じていた正しさなんてものはないと気付いてしまい、絶望しているあなたへ。世界を、自分を許せないあなたへ。
いつかは大切なものと出会い、認めあうことができるようになると伝えたい。
もし大切な記憶をなぞれなくなったとしても、あなたが生きている限り出会いはそこにあったのだ。

大ベストセラー『君の膵臓をたべたい』
の著者が描く、初の恋愛長編!

  • 住野よる『この気持ちもいつか忘れる CD付・先⾏限定版』

    住野よる
    『この気持ちもいつか忘れる CD付・先⾏限定版』

    2020年9月16日発売 1700円+税
    ISBN: 978-4-10-350832-8

    BUY
  • 住野よる『この気持ちもいつか忘れる』

    住野よる
    『この気持ちもいつか忘れる』

    2020年10月19日発売 1600円+税
    ISBN: 978-4-10-350833-5

    BUY